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SIM — 042 / Golf × Ballistics

冬は、飛ばない

真冬の空気は、夏より重い。でも、その密度でドライバーから消えるのは数ヤードほど——「冬は飛ばない」の主犯は、じつは空気じゃありません。冷えて反発を失ったボールと、厚着で縮こまったカラダ。まずは弾道計算で、空気のぶんだけを切り分けてみましょう。気温と距離を動かして、確かめてください。

Temperature — 抗力+マグヌス揚力の数値積分 / 空気密度 ρ∝1/T / キャリー基準 Live Simulation
Temperature — 気温(基準20℃)
5℃
Distance — 狙う距離(20℃のキャリー)
150y
Player — 打つ人
消える距離
空気の重さ
1℃あたり
真夏(35℃)との差

How to Play

  • 気温を5℃に。20℃と比べて、5番アイアン(150y)から消えるのは約3ヤード。空気の密度だけなら、真冬でもこの程度です
  • 打つ人をツアープロ、距離を伸ばしてドライバー域へ。球が速く長く飛ぶほど空気は効き、プロのドライバーは0℃で約10ヤード減ります
  • 気温を35℃まで上げると、いまより飛ぶ。夏に飛ぶのは腕のせいだけではなく、薄くなった空気が後押ししています

空気で消えるのは意外と小さい。では「冬は飛ばない」の残りは、どこへ消えたのか——右のModelへ。

Model

  • 弾道は抗力+マグヌス揚力+スピン減衰の数値積分(ゴルフ弾道ラボ SIM-009 と同じエンジン)。気温は空気密度 ρ=1.225×293÷(273+気温) を通して効きます(20℃で1.225=エンジンの較正基準、0℃では約7%重い)。密度が上がると抗力も揚力も増え、飛距離が縮みます
  • 番手ごとの打ち出し角・スピンはTrackMan実測、初速は各番手の平均キャリー(20℃)に一致するよう逆算。温度差は密度の変化として計算した結果で、およそ0.6〜1.3%/10°F(≒5.6℃)——コースの目安「10°Fで1〜2ヤード」と同じオーダーです
  • このツールが数えているのは、空気密度のぶんだけ。実際の冬はこれに加えて、(1) 冷えたボールの反発低下(各社テストで数ヤード)、(2) 厚着と寒さで鈍るスイング、(3) 硬い地面でランは増える、が重なります。空気は「冬に飛ばない」理由の一部にすぎません
  • 標準気圧・海抜0m・無風。気温以外(湿度・標高・気圧)は動かしていません。落下地点はキャリー基準、ランは数えません

Note

これは平均的な弾道に空気密度を当てて飛距離を計算する玩具で、あなたの一打を保証するものではありません。実際はボールの温度・スイング・当たり、コースの標高や湿度でも変わります。

同じ番手でも人によって飛距離は違います。まずは「打つ人」を自分の距離感に近いほうへ合わせてみてください。運営者情報はこちら