Top / 01 — Money / Sim 033
SIM — 033 / Money & Longevity

年金、いつからもらうのが得か。

60歳に繰り上げれば月額は24%減り、75歳まで繰り下げれば84%増える。どちらが得かは、あなたが何歳まで生きるかだけで決まる——そしてそれだけは、誰にも分からない。開始年齢のレバーを動かすと、損益分岐点と「65歳開始に勝つ確率」が、生命表ベースで動きます。——自分の手で、確かめてください。

Pension — 繰上げ −0.4%/月 ・ 繰下げ +0.7%/月 / 額面ベース Live Simulation
Start Age — 受給開始年齢(60〜75歳・月単位)
70歳0ヶ月
Sex — 生命表
Amount — 65歳開始の月額(額面)
わかれ目(損益分岐)
受け取り月額
65歳開始に勝つ確率
生涯受取の期待値

How to Play

  • 開始を70歳にしてみる。わかれ目は81歳11ヶ月——65歳まで生きた男性の平均(84.5歳)はそれより先にあり、期待値はプラスに傾く
  • 性別を女性に切り替える。90歳まで半分が生きる生命表では、繰下げの勝率も期待値もさらに上がる
  • 60歳に繰り上げると「勝ち」の意味が反転する。分岐より早く世を去った場合だけ、繰上げの勝ちになる

目安にすべきは「平均寿命」ではなく「65歳まで生きた人の余命」。令和5年簡易生命表では男性19.52年(→84.5歳)、女性24.38年(→89.4歳)です。

Model

  • 繰上げは1ヶ月あたり−0.4%(60歳で−24%)、繰下げは+0.7%(75歳で+84%)。66歳になる前は増額がつかないため、65歳1ヶ月〜65歳11ヶ月は選択肢から外している
  • 生存率は厚生労働省「令和5年簡易生命表」の65歳平均余命・75歳/90歳生存率に較正した近似モデル(Gompertz–Makeham)。勝率と期待値は「いま60歳」の人を基準に計算
  • 月額プリセット:6.9万円=国民年金満額(令和7年度)/14.6万円=厚生年金の平均的な受給月額(基礎年金含む・令和5年度末)/20万円=会社員の多め水準
  • 金額はすべて額面・現在の物価。増減率は生涯変わらない(昭和37年4月2日以後生まれの制度。それ以前生まれの繰上げは−0.5%/月)

Note

これは受給開始の意思決定ツールではなく、「年金の損得は寿命の賭けである」ことを体感するための玩具です。税金・社会保険料(手取りで比べると分岐は数年遅くなります)、在職老齢年金、加給年金・振替加算、遺族年金・障害年金(繰上げで選択肢が狭まる場合があります)、マクロ経済スライドや制度改正は考慮していません。

実際の受給の判断・手続きは、ねんきんネット・年金事務所・専門家にご確認ください。運営者情報はこちら