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SIM — 037 / Physics × Disaster

富士山の灰、あなたの街に何cm。

1707年の宝永噴火では、100km離れた江戸の街にも数cmの灰が降り積もりました。同じ規模の噴火がいま起きたら——内閣府の想定では、新宿に約10cm。ただしそれは、風が首都圏へ吹いていた場合の話です。噴火の規模と風向きを動かすと、灰の到達範囲が地図の上で回り、あなたの街の数字が変わる。——自分の手で、確かめてください。

Fuji Ashfall — 宝永級=総噴出量17億m³ / 15日間の累計 / 内閣府想定に較正 Live Simulation
Scale — 総噴出量(宝永噴火=17億m³)
17億m³
Wind — 風向き(吹いてくる方角)
西南西の風
City — あなたの街
Weather — 天気(被害の判定が変わる)
積もる灰
そのとき、起きること
屋根の上の重さ
除去する灰(関東全体)

How to Play

  • まず風向きを回してみる。西南西の風なら新宿に約10cm。北風に変えると、灰は首都圏を外れて海へ——同じ噴火でも、答えは風がすべてを決める
  • 天気を「雨」に。濡れた灰は電気を通し、重さは1.5倍になる。30cmを超えた街では、木造家屋が倒壊するおそれ=原則避難
  • 街を御殿場に切り替える。距離が5分の1になると、厚さは桁で変わる

たった数mmでも、鉄道と空の便は止まります。「積もらないから無事」ではないのが降灰の怖さです。

Model

  • 内閣府「大規模噴火時の広域降灰対策」(令和2年4月・宝永噴火級=総噴出量約17億m³・15日間)に較正。南西〜西南西風卓越ケースの新宿約10cm・千葉5cm前後、宝永の実績等層厚線(須走約3m・小田原10〜20cm・江戸数cm)を再現するべき乗則+風下楕円モデル
  • 被害の閾値も同資料から:微量で鉄道の地上区間と空港が停止/乾燥時10cm・降雨時3cmで二輪駆動車が通行不能/降雨時0.3cmで停電のおそれ/降雨時30cm以上で木造家屋の倒壊リスク(原則避難)
  • 屋根の重さは30坪(約100m²)の屋根、灰の密度は乾燥1.0・湿潤1.5t/m³で計算。除去量は内閣府試算(宝永級で約4.9億m³=東日本大震災の災害廃棄物の約10倍)を規模に比例させて表示
  • 風向きは15日間同じ向きに吹き続ける単純化。実際は日々変わり、雨は灰を流しもする。規模レバーは1〜50億m³(VEI4〜5級)で厚さは噴出量に比例

Note

これは防災情報ではなく、降灰という現象の桁を体感するための玩具です。実際の噴火がこの通りに進むわけではなく、富士山には現在噴火の兆候はありません(大規模噴火の前には観測網が前兆をとらえる可能性が高いとされます)。

実際の備えは、気象庁の火山情報とお住まいの自治体のハザードマップをご確認ください。運営者情報はこちら